埋没熱水鉱床の3D地下分布情報の取得に成功 (Ishizu et al., 2024, Geophysics)
1, 2024·
·
1 分で読める
石須慶一

Ishizu, K. Kasaya, T., Goto, T. N., Koike, K., Siripunvaraporn, W., Iwamoto, H., … & Ishibashi, J. I. (2024). A marine controlled-source electromagnetic application using towed and seafloor-based receivers capable of mapping seafloor and embedded massive sulfides. Geophysics, 89(3), E87-E99.
ポイント1:埋没熱水鉱床の3D地下分布情報の取得に成功
従来、深海金属鉱床探査における電磁探査法では、調査船からケーブルを曳航し、ケーブルに送信電流ダイポールと受信ダイポールを配置する方式が取られていました。この場合、海底面上の塊状の鉱床(海底熱水鉱床)をマッピングすることはできましたが、海底下に埋もれた異常体(埋没型熱水鉱床)は困難でした。本論文では、上記の曳航式のシステムに加えて、海底面に海底電場磁場受信機を複数配置することによって、海底下に埋もれた異常体(埋没型熱水鉱床)を同時に探査することができるシステムを開発し、その有効性を数値計算および実データによって実証しました。埋没型熱水鉱床が資源として大いに期待されているにも関わらず、この鉱床タイプの探査方法が確立されていなかったため、この手法の開発は、深海金属鉱床探査にブレークスルーをもたらしました。将来的に本手法を様々な深海熱水鉱床域に適用することで、資源量の正しい評価に繋がる可能性があります。

